サンドウィッチ・ライター葉桜のブログ

サンドウィッチ好きが高じて、サンドウィッチライターになったサンドウィッチ狂い葉桜陽が、サンドウィッチ好きにおくる、サンドウィッチ好きによるサンドウィッチ好きのためのサンドウィッチブログ。

パンが具材のサンドウィッチをご存知?

  パンでパンを挟んだサンドイッチをご存知だろうか。実はそういうサンドイッチは幾つか存在する。その中でも、特にシンプルで最も有名なものが、「トーストサンドイッチ」だ。その名の通り、トースト(焼いた食パン)を2枚の焼いていない食パンで挟むという簡素の極みのよう代物である。

 

 150年以上前に誕生したこの妙なサンドイッチは、その材料の安価なことで、当時のイギリスの貧乏人を救った。然し食糧飽和状態の現代ではただのヘンテコなサンドイッチである。が、イギリス王立化学会がこれを50年ほど前にこれを最も経済的なサンドウィッチでありながら栄養価も高い素晴らしい発明であると再評価したことから、いまでも辛うじてトーストサンドイッチは存在している…。

 

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 写真のトーストサンドは、バターにガーリックと粒マスタードを加えたもの。

 

 

 作り方はトーストしたパンを、バターを塗って塩コショウした2枚のパンで挟むだけ。然し、挟むトーストを熱いまま挟むか、冷やしてから挟むか。また、バターを塗るのはトーストの方か挟むパンの方か、などといった一寸した作り方の違いは人によってあるようだ。

 

 さて、肝心の味についてだが、これが意外と美味いのだ! 地味な見た目と簡単なレシピを見る限り、とても美味いとは思えないトーストサンドイッチだが、食べてみると、妙に美味い。中のトーストがカリカリで、外のパンが柔らかい。食感はハムカツサンドに似ている。味はパン自体の味とバター、あとは塩コショウくらいのものだが、シンプルとは恐ろしい。とは褒めても、所詮はパンでパンを挟んだだけのサンドイッチ、つまり三枚重ねた食パンである。想像を上回りはしたものの、やはり普通にいろいろの具材を挟んだサンドイッチの方が美味い。ただし、もう少し工夫の余地がありそうだ。いつか、究極のトーストサンドイッチを作るべく研究してみるのも面白そうだなあ…。

 

 そういえば、日本にもおかゆライスという、ご飯にご飯をかけた料理が存在する。あれも見た目真っ白で、とても食欲をそそるものではないけれど、食べてみると意外にイケるから不思議だ。トーストサンドイッチにしてもおかゆご飯にしても、一つの素材に異なる調理を施し、それを組み合わせると、意外にも美味しいものが出来上がるのかもしれない。小麦と米でそういう結果が出ているのだから、残る世界三大穀物の一つ、トウモロコシでも同じことをしたら美味いのだろうか。ミルクの代わりに、トウモロコシのスープでコーンフレークを食べてみるのもいいかもしれない…。気になる方は是非やってみて、感想を聞かせてください。

 

 世界は広い。トーストサンドイッチ以外にも、ヘンテコなサンドウィッチはまだまだある。これからもそんなヘンテコなサンドウィッチを紹介してゆくのでお楽しみに。