サンドウィッチ・ライター葉桜のブログ

サンドウィッチ好きが高じて、サンドウィッチライターになったサンドウィッチ狂い葉桜陽が、サンドウィッチ好きにおくる、サンドウィッチ好きによるサンドウィッチ好きのためのサンドウィッチブログ。

ブルスケッタ、クロスティーニ、カナッペ、タルティーヌの違いを言えますか?


 

 サンドウィッチの分類は非常にややこしい。サンドウィッチという食べ物が全世界で、同時多発的に発明され続けているせいだ。これ程までに、世界的な食べ物も珍しい。故に、そのレシピの数も世界一。18世紀にサンドウィッチという名が付くよりずっと以前から、パンと具材を一緒にして食べる文化は存在していた。それだから、フランスパンを使ったオープンサンドが四種類もあったところで、特段驚くには値しない。

ブルスケッタ」、「クロスティー二」、「カナッペ」、「タルティーヌ」。いずれも一度は耳にしたことがある名前だと思うが、いずれもハッキリと定義を答えることは難しい。どれも非常に似通ったサンドウィッチである。今回は、この曖昧なフランスパンのオープンサンドの違いをお教えしよう。

 

ブルスケッタ

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 ブルスケッタは、イタリア中部の郷土料理である。「ブルスケッタ」という名前は、ローマ地方の方言で、「炭火であぶる」を意味する「ブルスカーレ」が由来。パンは、バケットなどのすだち(キメ)の粗いパンをトーストしたものを用いる。そこへ、ニンニクを擦り込ませ、オリーブオイルをしみ込ませる。そのうえに、具材を乗せる。パンにオイルがしみ込んでいるから、トマトなどの水分の多い具材をよく使う。

 

クロスティー

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 クロスティー二もイタリア料理だ。トスカーナで生まれたこのサンドウィッチは、ブルスケッタに酷似しており、よく間違われる。「クロスティー二」とはイタリア語で、「小さなトースト」という意味だ。ブルスケッタよりもすだち(キメ)の細かいパンを使用することが多く、ブルスケッタよりも小ぶりである。又、ブルスケッタのようにパンにニンニクを擦り込むことはなく、パテやアンチョビを乗せて食べる。

 

カナッペ

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 カナッペはフランス料理である。「カナッペ(canape)」とは本来、「背もたれのある長椅子」又、「ソファー」という意味の言葉。カナッペが、豪華な宴会の前に、別室のソファーでグラス片手につまんでいただくための前菜料理であることから、そう呼ばれるようになったのだとか。パンは一口大に切った食パンやフランスパン、或いはクラッカーなどが用いられる。その上に直接具材を乗せることが、カナッペの大きな特徴。そのため、水分の多い食材はカナッペには不向きだ。チーズやキャビア、スモークサーモンといった水気の少ない具材がカナッペの定番である。

 

タルティー

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 タルティーヌもフランス料理である。「タルティーヌ」とは「塗る」という意味の動詞である「タルティネ」から来ている。ただし、パンやクラッカーなどに塗る場合のみに使う言葉だそう。パンはバケットやカンパーニュなどのフランスパン。そのうえに、バター、はちみつ、ジャムなどの甘い具材を塗って食べるオープンサンドであり、フランスの家庭で朝食メニューとして愛されている。

 

まとめ

 今回は「ブルスケッタ」、「クロスティーニ」、「カナッペ」、「タルティーヌ」というフランスパンを使用したオープンサンド四種の違いを学んだ。同じような作りの四つのオープンサンドだが、こうして比べてみると全然違った料理に思えてくるから不思議なものだ。

 サンドウィッチの分類は難しい。然し、だからこそおもしろい。今回学んだのは、サンドウィッチの分類のほんの一部にすぎない。サンドウィッチの世界はまだまだ広く、奥深く、おもしろいのだ。